ケアプランの書き方【第1表〜第3表の記入例・文例付き】ケアマネ必見

介護知識・お役立ち記事

介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するケアプラン(居宅サービス計画書)。利用者の自立支援・尊厳の保持を基本に、適切なサービスを組み合わせるための重要な書類です。この記事では第1表〜第7表の書き方・記入例を実務で使える形でわかりやすく解説します。

ケアプランとは?種類と法的根拠

ケアプランは介護保険法に基づき、要介護・要支援の認定を受けた利用者が介護サービスを受けるために必要な計画書です。

種類対象作成者
居宅サービス計画書(居宅ケアプラン)要介護1〜5で在宅サービスを利用する方居宅介護支援事業所のケアマネジャー
介護予防サービス計画書要支援1・2の方地域包括支援センターの担当職員
施設サービス計画書特養・老健・療養型などの施設入所者施設のケアマネジャー

居宅サービス計画書 第1表の書き方

第1表は「居宅サービス計画書(1)」として、利用者の基本情報・生活全般の解決すべき課題・総合的な援助方針を記載します。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)の書き方

利用者の「してほしいこと」「困っていること」を本人の言葉に近い形で記載します。専門用語を避け、本人視点で書くことが重要です。

NG例(専門用語)良い例(本人視点)
ADL低下により移動困難「自分で歩いてトイレに行きたい」
認知機能低下による自立困難「できるだけ自分のことは自分でしたい」
低栄養状態の改善が必要「毎日おいしく食事がしたい」

総合的な援助方針の書き方

利用者・家族の意向、生活環境、身体状況を踏まえ、チーム全体で目指すケアの方向性を記載します。

【文例】「ご本人の「できる限り自宅で生活したい」というご意向を尊重し、訪問介護・デイサービスを組み合わせて在宅生活の継続を支援します。転倒リスクに注意しながら残存能力を活かしたリハビリを継続し、医療機関・家族と緊密に連携して安心・安全な生活環境を整えます。」

第2表(居宅サービス計画書2)の書き方

第2表は生活全般の解決すべき課題に対して、具体的な目標(長期・短期)と援助内容を記載します。ケアプランの中で最も重要な様式です。

項目内容期間の目安
長期目標6ヶ月〜1年で達成を目指す目標6ヶ月〜1年
短期目標長期目標達成のための具体的ステップ3〜6ヶ月
援助内容目標達成のためのサービス・頻度

【記入例】
ニーズ:「自分で歩いてトイレに行きたい」
長期目標:「転倒なく安全に歩行してトイレへ行くことができる」(6ヶ月)
短期目標:「手すりを使って廊下を歩けるようになる」(3ヶ月)
援助内容:デイサービスでリハビリ(週3回)・訪問介護での見守り(週5回)

第3表(週間サービス計画表)の書き方

第3表は1週間の生活リズムとサービス内容を時間割形式で記載します。起床・食事・入浴・就寝などの生活行為とサービスを組み合わせて記載し、「生活全体のイメージ」が伝わるよう書きます。

ケアプラン作成のよくある疑問Q&A

Q:ケアプランは誰が作成しますか?
A:居宅介護支援事業所のケアマネジャーが作成します。利用者・家族が自分で作成する「セルフケアプラン」も認められています。

Q:ケアプランは無料で作ってもらえますか?
A:はい。居宅介護支援(ケアマネジャーによるプラン作成)は介護保険から全額給付されるため、利用者の自己負担はありません。

Q:ケアプランはどのくらいの頻度で見直しますか?
A:少なくとも1ヶ月に1回のモニタリングが必要です。状態変化や要介護度の変更時には随時見直します。

Q:利用者が気に入らないサービスを外せますか?
A:はい。ケアプランは利用者本人の意向が最優先です。不要なサービスの削除・変更はいつでも相談できます。

ケアプラン様式テンプレート(無料ダウンロード)

第1表〜第7表の書式テンプレートをWord形式で無料配布しています。

まとめ

ケアプランは利用者の「その人らしい生活」を実現するための設計図です。本人の言葉を活かしたニーズの表現・具体的な目標・週間スケジュールの見える化を意識して作成することで、チーム全体のケアが一方向に向かいます。テンプレートをご活用いただき、質の高いケアプラン作成にお役立てください。

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