ケアプラン第2表「居宅サービス計画書」は、アセスメントで抽出した課題(ニーズ)を長期目標・短期目標に落とし込み、サービス内容に連動させる中核文書です。本記事ではニーズと目標を論理的につなげる書き方を記入例つきで解説します。
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第2表の構成
- 生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
- 長期目標(6か月〜1年)
- 短期目標(3か月程度)
- 援助内容(サービス内容・種別・頻度・担当)
- サービス担当者会議の意見
ニーズの抽出
ニーズとは
本人や家族が「困っていること」「実現したいこと」を、本人の言葉に近い形で記述したもの。専門用語より生活実感を重視。
抽出の手順
- アセスメントで得た情報を整理
- 本人・家族の意向を確認
- 身体・認知・社会・環境の各側面から課題を抽出
- 優先順位を決める(緊急性・重要性)
- 3〜5項目程度に絞る
記入例
- 「自分でトイレに行きたいが、夜間ふらつくので不安」
- 「お風呂に1人で入りたい。家族に迷惑をかけたくない」
- 「庭の手入れを続けたいが、最近膝が痛む」
- 「友達とお茶しに行きたいが、外出が怖くなった」
長期目標の設定
長期目標の特徴
- 6か月〜1年で達成を目指す
- ニーズが解決された状態を具体的に
- 本人の言葉に近い表現
- 達成判定できる具体性
NG例とOK例
| NG例 | OK例 |
|---|---|
| ADLの向上 | 夜間ポータブルトイレで1人で排泄できる |
| 現状維持 | 週2回シャワー浴で皮膚状態を保つ |
| 転倒防止 | 歩行器を使い屋内を1人で安全に移動できる |
短期目標の設定
短期目標の特徴
- 3か月程度で達成を目指す
- 長期目標を細分化した中間ゴール
- 段階的に達成度を測れる
- サービス内容と直結
記入例(長期目標「夜間ポータブルトイレで1人で排泄できる」の場合)
- 3か月後:日中ポータブルトイレで職員見守りつき排泄できる
- 6か月後:夜間ポータブルトイレで1人で排泄できる
援助内容の設計
援助内容に含めるべき要素
- サービス種別(訪問介護・通所介護・福祉用具等)
- 頻度・回数
- 1回あたりの時間
- 提供事業所
- 担当者(職種)
記入例
| 援助内容 | サービス種別 | 頻度 | 担当 |
|---|---|---|---|
| 排泄介助(ポータブルトイレ使用支援) | 訪問介護(身体介護) | 週3回20分 | ○○訪問介護 |
| ポータブルトイレ貸与 | 福祉用具 | 常時 | ○○福祉用具 |
| 夜間センサー設置 | 福祉用具 | 常時 | ○○福祉用具 |
| 排泄状況確認 | 居宅介護支援 | 月1回モニタリング | 担当ケアマネ |
ニーズ→目標→援助内容の連動例
例1:入浴のニーズ
- ニーズ:「お風呂に1人で入りたい。家族に迷惑をかけたくない」
- 長期目標(6か月):「週2回シャワー浴で皮膚状態を保つ」
- 短期目標(3か月):「通所介護の機械浴で安全に入浴できる」
- 援助内容:通所介護(火・木)9:30-16:30 機械浴・更衣介助・皮膚観察
例2:外出のニーズ
- ニーズ:「友達とお茶しに行きたいが、外出が怖くなった」
- 長期目標(6か月):「歩行器を使って近所の喫茶店まで1人で行ける」
- 短期目標(3か月):「歩行器を使って自宅周辺50mを安全に歩行できる」
- 援助内容:訪問リハ(週1回40分)歩行訓練・歩行器使用練習
頻出ミス7つ
- ❌ ニーズが「身体機能低下」など専門用語のみ
- ❌ 長期目標と短期目標が同じ内容
- ❌ 「自立」「向上」「維持」だけで具体性なし
- ❌ サービス内容と目標が結びつかない
- ❌ 全利用者ほぼ同じ目標(テンプレ流用)
- ❌ 本人意向と医師意見が反映されていない
- ❌ 達成判定の基準が不明確
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ケアプラン書き方記入例、ケアプラン第1表・第2表テンプレ、第3表書き方記入例もご活用ください。
まとめ
ケアプラン第2表は「ニーズ→長期目標→短期目標→援助内容」の論理的なつながりが命。本人の言葉を尊重しつつ、達成判定できる具体性を意識して書きましょう。


