介護記録の書き方【テンプレート・記入例付き】5W1Hで伝わる記録術

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介護記録の書き方テンプレート

介護現場で毎日書く介護記録。「何をどう書けばいいかわからない」「毎回同じような内容になってしまう」というお悩みをお持ちの介護職の方に向けて、書き方のポイントとすぐ使えるテンプレート・記入例を解説します。

介護記録とは?目的と重要性

介護記録とは、利用者様の日常生活の状況・ケアの内容・体調変化などを記録した文書です。介護保険法により、介護サービス事業者には記録の作成・保管が義務付けられています(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準)。

介護記録には以下の重要な目的があります:

  • ケアの継続性確保:シフト交代時に情報を引き継ぎ、一貫したケアを提供する
  • 状態変化の把握:日々の記録を比較することで、利用者様の体調・状態の変化を早期発見できる
  • リスク管理:事故・ヒヤリハット発生時の経緯を明確にし、再発防止に活かす
  • 家族・関係機関との情報共有:ケアマネジャーや医療職との連携に活用する
  • 法的証拠:苦情・トラブル発生時に対応の正当性を示す根拠となる

介護記録の書き方の基本原則

質の高い介護記録を書くための基本原則は「5W1H」です。

要素内容記録例
When(いつ)日時・時刻「10:30頃」「入浴後」
Where(どこで)場所「食堂にて」「居室で」
Who(だれが)利用者・介護者「○○様が」「スタッフAが」
What(なにを)行為・状況「食事を」「転倒しそうになり」
How(どのように)方法・状態「全介助で」「自力で立ち上がり」
Why(なぜ)理由・背景「脱水予防のため」「呼名に反応なく」

NG記録と良い記録の比較(記入例)

介護記録でよくある「あいまいな表現」と「具体的な記録」の違いを確認しましょう。

場面NG例(曖昧)良い例(具体的)
食事「食欲なし」「朝食:主食3割・副食5割摂取。『喉が渇いていない』との発言あり」
排泄「普通便あり」「14:20 排便あり。中等量・普通便。排泄後に手洗い介助実施」
体調「元気そうだった」「バイタル:BP 128/78、P 72、T 36.4℃。表情明るく会話多く」
転倒「転んでいた」「15:10 居室でベッドから立ち上がろうとして床に座り込んでいるのを発見。外傷なし。ナースコール押せる位置に変更」
行動「徘徊があった」「13:30 廊下を往復5回。『家に帰りたい』と発言。寄り添い傾聴後、15分で居室に戻りレク参加」

場面別・介護記録の書き方と文例

食事介助の記録例

「10:00 朝食。主食(軟飯)8割・副食7割摂取。水分は200ml。むせ込みなし。食後は口腔ケア実施(義歯洗浄・うがい)。『今日はおいしかった』との発言あり、食欲良好」

入浴介助の記録例

「14:00〜14:30 入浴介助。全身清拭・洗髪実施。臀部に発赤(直径1cm程度)確認のため看護師に報告済み。入浴中の表情良好、リラックスした様子」

バイタル記録例

「9:00 バイタルチェック。BP 142/86(平常値より高め)、P 88、T 36.8℃、SpO2 97%。頭痛の訴えあり。看護師に報告し経過観察の指示。水分補給200ml施行」

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音声入力で介護記録を効率化する方法

Search Consoleのデータでも「介護記録 音声」「介護記録 音声入力」への関心が高まっています。スマートフォンの音声入力(Googleアシスタント・Siriなど)を使えば、記録時間を大幅に短縮できます。

  • メリット:記録時間50%短縮・誤字脱字が減る・両手が空く
  • 注意点:個人情報の音声漏洩リスク・誤認識の確認が必要・施設の情報管理規定の確認
  • おすすめツール:Google音声入力・iOS音声入力・介護専用記録アプリ(LifeやN-LIFEなど)

介護記録のよくある疑問Q&A

Q:記録はどれくらいの頻度で書く必要がありますか?
A:法的には「サービス提供のつど」記録することが求められています。訪問介護は1回ごと、施設では日々の日誌として毎日記録します。

Q:記録の保管期間はどのくらいですか?
A:介護保険法により、サービス完結日から2年間の保管が義務付けられています(一部のサービスは5年)。

Q:主観的な表現は書いていいですか?
A:「〜と思われる」「〜のようだ」など推測表現は避け、「〜と発言した」「〜の状態であった」など客観的な事実を記録します。

Q:誰でも記録を見ることができますか?
A:施設のスタッフ・管理者・ケアマネジャーなど業務上必要な範囲で共有します。利用者本人・ご家族からの開示請求には原則応じる義務があります。

関連記事:ケアプランの書き方【第1表〜第3表の記入例・文例付き】ケアマネ必見

まとめ

介護記録は利用者様へのよりよいケアを継続するために欠かせないツールです。5W1Hを意識した具体的な事実の記録を心がけることで、引き継ぎの精度が上がり、チーム全体のケアの質が向上します。はじめは文例を参考にしながら、少しずつ自分なりの記録スタイルを確立していきましょう。

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