介護記録の書き方・記入例【2026年版・無料テンプレートあり】NG表現と正しい書き方を解説

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介護記録を正確に書くべき理由

介護記録は利用者の状態変化を把握し、チームで情報共有するための重要な書類です。適切な記録がなければ、ケアの継続性が損なわれ、事故発生時の対応にも支障をきたします。また、介護保険の請求根拠にもなるため、不備があると返戻や監査での指摘につながります。さらに、苦情対応や法的トラブルが発生した際の証拠書類としても機能します。日々の記録を丁寧に積み重ねることが、利用者の安全と職員の身を守ることに直結します。

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📋 素材情報
ファイル形式 Word(.docx)・PDF
サイズ A4
対象 介護施設・デイサービス向け
商用利用 不可(施設内使用のみOK)
編集 可(Word版のみ)
会員登録 不要

介護記録のNG表現と正しい書き方

「いつもどおり」「特に問題なし」という記録は情報量がゼロに等しく、NGです。「食事は8割摂取。むせなし。水分200ml摂取」のように具体的な数値と観察内容を記入します。「機嫌が悪い」という主観表現も避け、「発語少なく、声かけに対し首を横に振ることが多かった」と客観的事実で記録します。「転倒しそうになった」は「廊下を歩行中、右足がもつれ壁に手をついた。転倒なし。バイタル確認、異常なし」のように5W1Hで記録することが基本です。

記録に必須の5つの項目

介護記録に必ず含めるべき項目は①日時・担当者名、②利用者の状態(バイタル・表情・言動)、③提供したサービス内容、④利用者の反応・変化、⑤引き継ぎ事項の5つです。特にバイタルサイン(体温・血圧・脈拍・SpO2)は数値で記録します。食事量はできるだけパーセントや○割という形で記録し、「少食」「普通」などの曖昧な表現は避けましょう。排泄は回数・性状・量を記録することで、健康状態の変化を早期に発見できます。

ヒヤリハット・事故報告書の書き方

ヒヤリハット報告は「失敗を記録する」ではなく「安全改善のための情報共有」という意識が大切です。発生日時・場所・状況・対応・再発防止策を漏れなく記録します。事故報告書は発生後24時間以内に作成し、管理者・家族・市区町村への報告も必要です。「〜してしまった」などの感情的表現は避け、事実のみを客観的に記載します。再発防止策は具体的な行動レベルで記載し、「注意する」ではなく「見守り回数を1時間に1回から30分に1回に変更する」のように明記します。

ICT・タブレット記録導入のポイント

近年、タブレットやスマートフォンを使った電子記録システムの導入が進んでいます。手書きに比べて記録時間の短縮・情報共有の即時化・検索性の向上といったメリットがあります。導入時は職員への操作研修と、紙記録との並行期間を設けることがスムーズな移行のポイントです。個人情報保護の観点から、ログイン管理・アクセス権限の設定も必須です。2024年度介護報酬改定ではICT活用による人員配置基準の緩和も盛り込まれており、今後ますます導入が加速する見込みです。

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📥 kaigo-daily-record-v2.docx(Word形式)をダウンロード

「問題なし」「変わりなし」が実地指導でNGとされる理由

介護記録で最も多い指摘の一つが「変わりなし」「特になし」といった定型文の多用です。実地指導員はこれを「観察していない」と受け取ります。たとえば「食事摂取:変わりなし」ではなく「夕食:主食8割・副食全量摂取、食欲普通。咀嚼に時間かかるも自力摂取」のように、状態を具体的に記録することが重要です。量・速度・表情・本人の言葉——五感で観察した情報を短くても入れるだけで、記録の質は格段に上がります。

事故・ヒヤリハット発生時に記録が法的証拠になるケース

介護記録は日常ケアの記録であると同時に、事故発生時の法的証拠書類になります。転倒・誤嚥・利用者間トラブルが起きた場合、事前の記録に「〇〇の危険性あり、見守り強化中」とあれば施設側の配慮が証明できます。逆に記録が空白であれば、注意義務違反を問われるリスクが上がります。毎日の記録を「何もなかったから短くていい」ではなく「何もなかったことを証明する記録」として残す意識が、施設全体のリスク管理につながります。

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📋 介護記録の書き方(手順サマリ)

  1. 時刻と利用者氏名を明記
    誰の・何時の記録かを必ず明記。共有記録なら担当職員名も記載。
  2. 観察事実を5W1Hで記載
    「朝食はパン半分摂取」など量・状態を具体的に。曖昧な「いつも通り」「変わりなし」は避ける。
  3. 評価と事実を分ける
    観察→評価の順で書く。SOAP形式(S:主訴、O:観察、A:評価、P:計画)が有効。
  4. バイタル・水分・排泄も数値で
    血圧・体温・摂取量・尿量など数値化できるものは数値で記録。
  5. 特記事項とケア対応を明記
    通常と異なる出来事・実施したケア対応・経過観察予定を最後にまとめる。

よくある質問(FAQ)

介護記録は何のために書く?

①ケアの継続性確保、②事故時の証拠、③加算算定の根拠、④運営指導での確認、の4点が主な目的です。

SOAP形式とは?

Subjective(主観)・Objective(客観)・Assessment(評価)・Plan(計画)の4要素で書く方式。医療現場で標準的で、介護記録にも有効です。

運営指導で指摘されやすい記録は?

「変わりなし」「いつも通り」などの曖昧表現、観察事実と評価が混在、5W1Hが不明確、の3パターンが多いです。

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