移乗介助は、介護のなかでも介助者の腰に負担がかかりやすい場面です。手順とコツを押さえれば、利用者も介助者も安全に行えます。この記事では、ベッドと車いす間の移乗介助の流れを図解(6ステップ)で解説し、腰を守るポイントを整理します。

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移乗介助の6ステップ
1. 声かけと準備
これから何をするかを説明し、同意を得ます。車いすはベッドに対して20〜30度に近づけ、必ずブレーキをかけます。フットレストも上げておきます。
2. 浅く座ってもらう
ベッドの端に浅く腰かけ、足の裏を床にしっかりつけます。足は肩幅に開いてもらうと安定します。
3. 介助者の姿勢を作る
介助者は足を広げて重心を低くし、利用者に体を近づけます。腰を落として密着すると、腰への負担が減ります。
4. 前傾して立ち上がる
「おじぎ」をするように前かがみになってもらい、お尻を浮かせます。持ち上げるのではなく、前方への自然な動きを引き出すのがコツです。
5. 体ごと方向を変える
上半身だけをねじらず、つま先を車いすの方向へ向けて、利用者と一緒に体ごと回ります。ねじりは腰を痛める原因です。
6. ゆっくり座る
膝を曲げながら、ゆっくり深く座ってもらいます。座り直して姿勢を整え、安全を確認したら完了です。
腰を守るために
移乗介助は回数が多く、腰への負担が積み重なりやすい身体介助です。手順とボディメカニクスを意識しても負担が残る場合は、スライディングボードなどの福祉用具や、介助者自身の身体をサポートするグッズを取り入れるのも選択肢です。自分の体を守ることも、安全なケアを続ける大切な工夫です。
まとめ
移乗介助は「声かけ・準備→浅く座る→姿勢づくり→前傾して立つ→体ごと回る→ゆっくり座る」の6ステップが基本です。持ち上げずねじらず、利用者の力を引き出すことで、腰を守りながら安全に介助できます。
この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護・福祉の現場で働く方の役に立つ情報を整理してお届けしています。実際のケアや運用は勤務先の方針・専門職の指導に従ってください。
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