終末期を迎えた利用者への看取りケア計画書のテンプレートです。利用者・家族の意思を尊重した看取りケアを記録・共有するための書類です。
終末期ケアの知識を体系的に学びたい方には、一般社団法人日本終末期ケア協会が開催している 終末期ケア専門士 試験対策WEB講習会も参考になります。看取り・緩和ケア・グリーフケアを学び直したい介護職・医療職向けの講座です。
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記載項目
- 利用者・家族の意思(看取りへの同意・方針)
- 医療処置の希望(入院・点滴・経管栄養などの意向)
- ケアの方針・目標
- 担当医・看護師・介護士の役割分担
- 家族への連絡体制
- 宗教・文化的配慮事項
- 終末期の状態変化時の対応フロー
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看取りケアとは
看取りケアとは、回復が見込めない状態になった利用者が、医療機関ではなく施設や在宅で、その人らしく穏やかな最期を迎えられるよう支援するケアです。2006年の介護保険法改正から「看取り介護加算」が創設され、施設での看取りケアの充実が進んでいます。
看取りケア計画書に必要な内容
- 利用者・家族の意思確認:本人の意思が確認できる場合は本人の意向を最優先に記載
- 医療処置の希望:心肺蘇生・入院・点滴・胃ろうなどへの意向を具体的に確認
- ケア目標:苦痛の緩和・安楽・尊厳の保持など
- 多職種の連携体制:医師・看護師・介護士・相談員の役割を明確に
- 家族への支援:グリーフケア(悲嘆ケア)の提供体制
看取り加算を算定するための要件
- 看取りに関する指針の整備
- 医師・看護師・介護職員・相談員等による協議の実施
- 利用者・家族への説明と同意(文書化)
- 看取りケア計画書の作成と定期的な見直し
- 看取り後の振り返りカンファレンスの実施
家族対応のポイント
看取りの時期を迎えた家族は大きな不安と悲しみを抱えています。いつでも面会できる環境を整える・状態変化時は速やかに連絡する・家族の疑問や不安に丁寧に答えることが重要です。死亡後のグリーフケアも計画に含めることが推奨されます。
使い方・カスタマイズ方法
テンプレートはWordで編集可能です。利用者の状態・家族の意向に合わせて内容を変更してご利用ください。施設の看取り指針と整合性を確認したうえでご活用ください。
実務での活用・保存方法
このテンプレートはWord形式で提供しています。施設名・事業所名・日付などを入力して、すぐにご利用いただけます。印刷後にボールペンで記入する場合も、フォントサイズや行間を調整することで記入しやすくなります。作成したデータはPDFに変換して保存することをおすすめします。実地指導・監査の際に記録の整合性を問われることがありますが、このテンプレートを使って継続的に記録していれば、適切な説明が可能です。法改正や制度変更があった場合はテンプレートを随時更新しますので、最新版をお使いください。
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看取りケアで実地指導が必ず確認する3つの記録
看取りケア計画書は、実地指導の中でも特に丁寧に確認される書類です。指導員が重点チェックするのは①本人・家族への説明と同意の記録、②ケアの変化(食事量・バイタル等)の時系列記録、③医師・看護師との連携記録——この3点です。「本人が経口摂取を望んでいた」という記録がない状態で経管栄養に移行していると、説明が難しくなります。このテンプレートでは、意思確認の日付と確認者を記録できる欄を設けているので、実施のたびに必ず入力してください。
毎月の見直しを仕組みにするコツ
看取りケア計画書で現場スタッフが一番失敗しやすいのは「状態が安定している期間の更新をサボりがち」になることです。看取り期に入った方の状態は一見安定していても水面下で変化していることが多く、月1回の見直しをルーティンに組み込むことが重要です。申し送りや担当者会議のたびに「看取り計画の確認日」を議題に入れることで、更新漏れをゼロに近づけられます。
よくある質問(FAQ)
看取りケア計画書はいつ作る?
医師が終末期と判断し、本人・家族が看取りを希望した時点で作成します。状態変化に応じて随時更新します。
ケアプランとの違いは?
通常のケアプランが「自立支援」を目的とするのに対し、看取りケア計画書は「苦痛緩和とQOL」が中心です。多職種チームで検討します。
加算算定に必要な書類は?
①看取りケア計画書、②家族同意書、③医師意見書、④24時間連絡体制の記録、⑤実施記録、の5点が基本です。


