短期入所生活介護(ショートステイ)計画書は、4日以上連続利用するすべての利用者に作成義務があります。在宅介護家族のレスパイトや、退院直後の在宅復帰前段階として重要なサービスで、計画書の書き方が運営指導でチェックされます。
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ショートステイ計画書の特徴
- 作成義務:4日以上連続利用時(3日以内は不要)
- 作成者:管理者または計画作成担当者(介護福祉士等)
- 原則:連続30日まで(31日目は全額自己負担)
- ケアプランとの関係:居宅サービス計画書のショート利用部分を具体化
必須項目
- 利用者基本情報
- 利用目的(レスパイト/緊急/在宅復帰前/家族都合)
- 利用期間(入所日・退所日)
- 目標(短期入所期間中に達成したいこと)
- サービス内容(食事・入浴・排泄・機能訓練・レク)
- 本人・家族の希望
- 退所後の引き継ぎ事項
- 同意署名
区分別の書き方
1. 利用目的
明確に書きます。算定区分・加算にも影響します。
記入例:「家族(長女)が冠婚葬祭のため7日間不在のレスパイト目的。在宅生活継続のための一時的支援」
2. 目標
「家族が安心して用事を済ませられる」という目的に加え、本人の生活機能維持の視点も必要です。
記入例:「①期間中、転倒・体調悪化なく安全に過ごす ②普段の生活リズム(起床7時/就寝21時)を維持 ③水分摂取1500ml/日確保 ④家族不在による不安・混乱を最小限にする」
3. サービス内容
本人の自宅での生活パターンを尊重しつつ、施設のスケジュールに組み込みます。
記入例:「①食事:常食・刻み菜、塩分制限あり ②入浴:火金 一般浴(自宅と同じ頻度)、ふらつきあり職員1名介助 ③排泄:日中トイレ誘導2時間ごと、夜間ポータブル使用 ④機能訓練:午後の集団体操参加(30分) ⑤レク:本人の趣味(書道)を活かした個別活動」
4. 退所後の引き継ぎ
家族・ケアマネ・在宅サービス事業者への申し送り内容を明記。
記入例:「①期間中の食事摂取量・水分量を家族へ書面で渡す ②夜間排尿パターン変化を訪問看護師に申し送り ③ふらつきが利用前より増加していた場合、ケアマネへ電話報告」
利用目的別の計画ポイント
パターンA:レスパイト目的
家族の介護負担軽減が主目的。本人の安心感・体調維持に重点。
パターンB:在宅復帰前段階
退院直後など、在宅生活への適応練習。ADL再評価・自宅環境調整につなげる。
パターンC:緊急利用
家族の急病・冠婚葬祭等。短期間で情報収集し、最低限の安全確保。
パターンD:家族都合(旅行等)
計画的利用。本人の楽しみ要素も入れ、「次回も来たい」と思える計画に。
運営指導で確認されるポイント
- 4日以上利用者全員に計画書があるか
- 本人・家族の同意署名があるか
- ケアプランとの整合性
- 退所後の引き継ぎが記録されているか
- 連続30日制限の管理(31日目以降の全額自己負担説明)
よくある不適切例
- ❌ 全員ほぼ同一内容(テンプレ流用)
- ❌ 利用目的が「家族都合」のみで詳細不明
- ❌ 退所後の引き継ぎ欄空白
- ❌ 連続利用日数の管理がなく30日超え見落とし
関連テンプレート
ケアプラン書き方記入例、施設サービス計画書(特養)、個別機能訓練計画書書き方もご活用ください。
まとめ
ショートステイ計画書は「利用目的の明確化」「本人の生活リズム尊重」「退所後の引き継ぎ」の3点が運営指導での合否を分けます。レスパイトだから簡略でいい、ではなく、本人視点の目標設定を忘れずに。


