個別機能訓練計画書は、通所介護・特定施設・特養で算定する個別機能訓練加算の必須書類です。書き方が曖昧だと運営指導で「不適切」と指摘され、加算返還リスクがあります。この記事では加算ⅠⅡ対応の書き方を記入例つきで解説します。
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個別機能訓練加算の区分(2026年現在)
- 加算Ⅰイ:常勤専従の機能訓練指導員1名以上配置(56単位/日)
- 加算Ⅰロ:専従指導員+人員配置基準+85単位/日
- 加算Ⅱ:LIFE提出による加算(20単位/月)
ⅠとⅡは併算定可。Ⅱを取るには計画書のLIFE提出が必須です。
計画書の構成と書き方
1. 利用者情報・目標設定
本人・家族の希望、医師意見、ADL状況を踏まえ長期目標(3〜6か月)と短期目標(1〜3か月)を立てます。曖昧な「ADL向上」ではなく、達成判定できる具体性が必要です。
記入例:
- ❌ 長期目標「歩行能力を向上させる」
- ✅ 長期目標「6か月後に屋内T字杖歩行で30m連続歩行が可能になる」
- ✅ 短期目標「3か月後に平行棒内で5m連続歩行(介助一部)」
2. 訓練内容(必須5要素)
- 身体機能向上:筋力・バランス・関節可動域
- ADL向上:移乗・歩行・着替え・トイレ動作
- IADL向上:調理・買い物・服薬管理
- 個別具体的活動:本人の生活で必要な動作
- 頻度・時間:「週2回30分×12週」など明記
記入例:
「下肢筋力強化:椅子立ち上がり10回×3セット(週3回・15分)。歩行訓練:平行棒内5m往復×3回(週2回・10分)。トイレ移乗訓練:実生活場面でケアと並行(週5回)」
3. 評価(モニタリング)
3か月ごとに目標達成度を評価し計画を見直します。客観指標(TUG・FIM・Barthel・握力・5回立ち座り)を併用。
記入例:
- 初期評価:TUG 28秒、5回立ち座り 24秒、Barthel 65点
- 3か月後:TUG 22秒、5回立ち座り 19秒、Barthel 75点
- 判定:短期目標「平行棒内5m歩行」達成。長期目標継続
運営指導で確認されるポイント
- 計画書に医師意見が反映されているか
- 本人・家族の同意署名があるか
- 機能訓練指導員が作成・実施しているか
- 3か月ごとに評価・見直しされているか
- 記録に「計画通り実施した内容」が残っているか
- LIFE提出データと計画書内容が整合しているか
よくある不適切例
- ❌ 全員ほぼ同一内容(テンプレ流用)
- ❌ 目標が「自宅生活継続」のような抽象表現のみ
- ❌ 訓練内容と日々の記録が結びついていない
- ❌ 評価が「変化なし」だけで具体数値がない
LIFE提出のコツ(加算Ⅱ)
LIFEには初回・3か月・6か月・終了時の評価データを提出します。個別機能訓練CSV項目すべて埋めること、暫定値ではなく実測値を入れることが重要です。
関連テンプレート
本サイトでは個別機能訓練計画書テンプレート(無料)、2026年加算Ⅱ対応版を配布しています。
まとめ
個別機能訓練計画書は「具体性・個別性・継続評価」の3点が運営指導での合否を分けます。テンプレ流用ではなく、本人の生活に密着した目標設定で、加算返還リスクのない書類にしましょう。


