サービス担当者会議は居宅介護支援の中核業務で、ケアマネ・サービス事業者・本人家族が一堂に集まって方針を検討します。議事録は運営指導で必ず確認される書類で、書き方を間違えると「会議実施の証拠不十分」とされるリスクがあります。この記事ではパターン別記入例を解説します。
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議事録の必須項目
- 開催日時・場所
- 出席者(氏名・所属・職種)
- 欠席者と照会内容・回答
- 本人・家族の出席状況と意向
- 検討事項
- 決定事項
- 次回開催予定または見直し時期
- 議事録作成者・確認者
パターン別記入例
パターン1:新規ケアプラン作成時
主な検討事項:アセスメント結果共有、ニーズ確認、サービス選定、目標設定。
記入例:「議題:A様(要介護2・新規)のケアプラン作成。検討内容:①アセスメント概要報告(CM)、②本人意向「ひとりでトイレに行けるようになりたい」、③家族意向「夜間の見守りが心配」、④デイ週2回(さくら)+訪問介護週3回(生活援助)+夜間センサー設置の提案。決定:上記方針で開始、3か月後再評価。次回:8月15日モニタリング」
パターン2:要介護更新・ケアプラン更新時
主な検討事項:前期評価、課題変化、サービス継続/変更判断。
記入例:「議題:B様 要介護3→要介護2区分変更後の計画見直し。検討内容:①ADL改善状況報告(PT・看護師)、②現行週4日デイの妥当性、③家族の介護負担軽減策。意見:本人「デイは楽しいが疲れる、週3に減らしたい」、家族「週3でOK、夕食配食を増やしたい」。決定:デイ週4→週3、配食週5回追加、6か月後再評価。次回:12月5日」
パターン3:サービス変更時(追加・廃止)
記入例:「議題:C様 訪問入浴の追加検討。経緯:自宅浴槽またぎが困難になり、デイ入浴のみでは皮膚清潔保持が不十分。意見:訪問看護師「皮膚状態悪化前に対応必要」、家族「費用面の負担は受容可能」。決定:訪問入浴週1回追加(火曜)、サービス開始日2026年6月1日。次回:8月モニタリング時に評価」
パターン4:状態悪化・緊急対応
記入例:「議題:D様 入院退院後のサービス再構築(緊急開催)。経緯:5月12日転倒骨折、5月25日退院。検討:①現状ADL(看護師報告:FIM 65→50)、②自宅環境調整(CM・福祉用具)、③家族の介護体制、④医療連携(往診医意見)。決定:訪問看護週2、訪問リハ週3、福祉用具(電動ベッド・歩行器)追加、家族説明実施済。次回:6月10日モニタリング」
欠席者照会の書き方
欠席者がいる場合は、照会(電話・FAX・メール)で意見聴取し、その内容を議事録に記載します。
記入例:「欠席:E事業所 訪問介護サ責 山田氏。照会方法:5月20日電話。回答:①前回からADL変化なし、②生活援助内容に変更希望なし、③本人体調良好。議事中での意見反映済」
運営指導で確認されるポイント
- 新規・更新・状態変化時に開催されているか
- 出席者にケアマネ・主要サービス事業者・本人/家族が含まれているか
- 欠席者の照会内容が記載されているか
- 検討事項・決定事項が具体的に書かれているか
- 議事録がケアプランの根拠として機能しているか
よくある不適切例
- ❌ 「サービス継続で合意」だけで具体内容が不明
- ❌ 欠席者の照会記録なし
- ❌ 本人・家族の発言が一切ない
- ❌ 議事録の日付がケアプラン更新日より後
関連テンプレート
サ担会議議事録テンプレート、ケアプラン書き方記入例、モニタリング記録テンプレートを併用ください。
まとめ
サ担会議議事録は「発言の具体性」「欠席者照会」「次回見直し時期」の3点が運営指導での合否を分けます。パターン別テンプレートを使えば誰が書いても抜け漏れを防げます。


