高齢者のデリケートゾーン(陰部)のかゆみ・ただれ|原因と清潔ケア

介護技術・ケア方法

陰部のかゆみやただれは、本人が訴えにくく我慢しがちな悩みです。おむつを使う高齢者では特に起こりやすく、放っておくと悪化します。清潔ケアと配慮で、不快感をやわらげましょう。

陰部トラブルが起こりやすい理由

おむつ内の蒸れ・尿や便の刺激、皮膚の乾燥やバリア機能の低下、洗いすぎ、カンジダなどの感染が原因になります。高齢者は自分で伝えにくく、気づいたときには赤み・ただれが進んでいることもあります。

清潔ケアのポイント

  • ぬるま湯でやさしく洗い流す・こすらない
  • 石けんは低刺激のものを泡で。洗いすぎない
  • 洗った後はやわらかく押さえて水分を取り、しっかり乾かす
  • 必要に応じて保湿・撥水クリームで皮膚を守る
  • おむつ・パッドはこまめに交換し、蒸れを防ぐ

尊厳への配慮

陰部のケアは本人の羞恥心に強く関わります。声かけをして同意を得る、タオルで不要な露出を避ける、手早く丁寧に行うなど、尊厳を守る関わりが大切です。同性介助への配慮も検討します。

受診の目安

赤み・かゆみ・ただれが改善しない、白いカスや強いかゆみ(カンジダの疑い)、痛み・出血・悪臭があるときは、皮膚科・泌尿器科・婦人科などに相談を。自己判断で市販薬を続けず、まず原因を確かめましょう。

まとめ

高齢者の陰部のかゆみ・ただれは、蒸れや刺激・感染で起こります。やさしく洗って乾かし、保湿とこまめな交換で防ぎましょう。本人が訴えにくい部位だからこそ、尊厳に配慮した観察とケアが大切です。改善しないときは受診しましょう。

皮膚の様子を伝えるポイント

赤みの場所と広がり、痛み・かゆみの程度、いつから続くか、パッドを替える頻度、使用中の洗浄剤やクリームを記録します。強くこする洗浄や、原因が分からないままの市販薬の重ね塗りは避けましょう。傷、ただれ、出血、発熱がある場合や改善しない場合は医師・看護師へ相談し、感染症や接触性皮膚炎など原因に合ったケアを確認します。

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参考資料


この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護に関わる方の役に立つ情報を整理してお届けしています。症状の原因や対応は人により異なります。気になる症状は自己判断せず、医師・看護師など専門職にご相談ください。

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