誤嚥性肺炎は高齢者の死因上位を占めます。食事介助時の姿勢・スピード・食形態・声かけ4つを徹底することで、誤嚥リスクを大幅に低減できます。
基本ポジショニング
- 背もたれ60〜90度(誤嚥リスクに応じて)
- 顎を引いた状態を保つ(顎が上がると誤嚥リスク増)
- 足底は床にしっかり着ける
- 両肘がテーブルに楽に乗る高さ
- 食事の真正面に座る
スプーンの当て方
- スプーンは下から口へ運ぶ(上からだと顎が上がる)
- 口角でなく舌の中央に置く
- スプーンを口に入れたら、軽く上唇に当ててから引く
- 一口量は本人の能力に合わせる(小スプーン推奨)
- 飲み込みを確認してから次の一口
スピード管理
- 1回の食事に30〜45分を目安
- 急かすような声かけは禁止
- むせたら一旦中断、咳が落ち着くまで待つ
- 水分→主食→副食の順番で疲労を分散
食形態の選択
| 嚥下機能 | 推奨食形態 | 水分対応 |
|---|---|---|
| 正常 | 常食 | 普通水分 |
| 軽度低下 | 軟菜食 | 普通水分 |
| 中等度低下 | きざみ食 | とろみ薄 |
| 重度低下 | ペースト食 | とろみ中 |
| 嚥下障害 | ゼリー食 | とろみ濃 |
食後ケア
- 食後30分は座位を保つ(逆流性誤嚥予防)
- 口腔ケア(食物残渣の除去)
- 義歯の確認・洗浄
- 食事量の記録(主食○割・副食○割・水分○ml)


