着脱介助の手順【図解】脱健着患で安全に着替えを介助する基本

介護技術・ケア方法

着替えの介助は毎日のことですが、やり方を誤ると、痛みや皮膚トラブル、本人の不快感につながります。この記事では、着脱介助の基本を図解で解説します。とくに大切なのが「脱健着患(だっけんちゃっかん)」の原則です。

着脱介助の手順の図解 環境とプライバシー 脱ぐのは健側から 着るのは患側から 関節を支える 皮膚を観察する できることは本人に
着脱介助の6つの基本

「脱健着患」とは

麻痺などで動かしにくい側がある場合、脱ぐときは動く側(健側)から、着るときは動きにくい側(患側)から行います。これを「脱健着患」と呼びます。こうすると、無理な動きを減らし、痛みや関節への負担を抑えられます。着脱介助でまず覚えたい原則です。

着脱介助の手順

1. 環境とプライバシーへの配慮

室温を整え、肌の露出を最小限にします。「お着替えしますね」と声をかけます。

2. 脱ぐのは健側から

動く側(健側)から袖を抜くと、スムーズに脱げます。

3. 着るのは患側から

動きにくい側(患側)から先に袖を通すと、無理なく着られます。

4. 関節を支えてゆっくり

腕や足を引っ張らず、関節を支えながらゆっくり動かします。

5. 皮膚を観察する

着替えのときは、皮膚の赤み・傷・むくみがないかを観察するよい機会です。

6. できることは本人に

ボタンをとめる、袖に手を通すなど、できる動作は本人にしてもらい、力を活かします。

まとめ

着脱介助は「脱健着患」を基本に、関節を支えてゆっくり、皮膚を観察しながら行います。本人のできることを大切にすることで、安全で気持ちのよい着替えになります。


この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護・福祉の現場で働く方の役に立つ情報を整理してお届けしています。実際のケアは利用者の状態や勤務先の方針・専門職の指導に従ってください。

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