移乗介助で腰を痛めない技術【2026年版】ボディメカニクス・福祉用具の活用

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介護職の腰痛発症の最大要因は移乗介助です。正しい技術と福祉用具を組み合わせることで、利用者と職員両方の安全を確保できます。

ボディメカニクスで腰の負担を減らす

移乗介助で腰を痛めないために、まず身につけたいのがボディメカニクスです。足を肩幅より広げて支持基底面を広くとり、膝を曲げて重心を低くし、利用者に体を近づけてから、脚の大きな筋肉を使って水平に動かします。持ち上げず、ねじらず、足先を動作方向へ向けるのが基本です。くわしくはボディメカニクス8原則の図解移乗介助の手順の図解もあわせてご覧ください。

福祉用具・サポートグッズも選択肢

技術を身につけても、介助の回数が多い現場では腰への負担が積み重なります。スライディングシートなどの福祉用具や、介助者自身の身体をサポートするグッズを取り入れるのも、長く働き続けるための選択肢です。自分の体を守ることは、質の高いケアを続ける力になります。関連記事として介護職の腰の負担を軽くする選択肢もどうぞ。

無理をしない働き方

違和感を感じたら早めに休み、シフトや業務分担を相談することも大切です。腰の負担は根性で乗り切るものではなく、技術・福祉用具・休養を組み合わせてつき合っていくものと考えましょう。

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ボディメカニクスの8原則

  1. 支持基底面を広く(足を肩幅以上に開く)
  2. 重心を低く(膝を曲げる)
  3. 重心の移動は水平に
  4. 利用者を引き寄せて持ち上げる
  5. 大きな筋肉群(太もも・お尻)を使う
  6. てこの原理を活用
  7. 水平方向の移動を優先(持ち上げない)
  8. 動作はゆっくり大きく

基本的な移乗手順(ベッド→車いす)

  1. 車いすをベッドに対し30度角度で配置・ブレーキ確認
  2. 「これから車いすに移ります」と声かけ
  3. 足を床に下ろし、座位姿勢を安定
  4. 利用者の足を肩幅に開く
  5. 利用者の体を前傾、お辞儀の姿勢
  6. 職員は脇または腰を支える
  7. 「いち、にの、さん」のタイミングで重心移動
  8. 車いす方向へ回転、ゆっくり座らせる

福祉用具の活用

用具活用場面
スライディングシートベッド内の位置調整・体位変換
スライディングボード座位移乗(ベッド↔車いす)
移乗用リフト(吊り上げ式)全介助・複数名対応必須者
スタンディングリフト立位保持できる方の補助
介助ベルト軽介助での移乗補助

腰痛予防のための日常ケア

  • 朝のストレッチ(腰・股関節)5分
  • 勤務中の体幹トレーニング(プランク・ブリッジ)
  • シューズは滑り止め・クッション性重視
  • 夜勤明けは温浴で疲労回復
  • 腰痛ベルトの正しい使い方を習得

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