介護職の腰痛発症の最大要因は移乗介助です。正しい技術と福祉用具を組み合わせることで、利用者と職員両方の安全を確保できます。
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ボディメカニクスの8原則
- 支持基底面を広く(足を肩幅以上に開く)
- 重心を低く(膝を曲げる)
- 重心の移動は水平に
- 利用者を引き寄せて持ち上げる
- 大きな筋肉群(太もも・お尻)を使う
- てこの原理を活用
- 水平方向の移動を優先(持ち上げない)
- 動作はゆっくり大きく
基本的な移乗手順(ベッド→車いす)
- 車いすをベッドに対し30度角度で配置・ブレーキ確認
- 「これから車いすに移ります」と声かけ
- 足を床に下ろし、座位姿勢を安定
- 利用者の足を肩幅に開く
- 利用者の体を前傾、お辞儀の姿勢
- 職員は脇または腰を支える
- 「いち、にの、さん」のタイミングで重心移動
- 車いす方向へ回転、ゆっくり座らせる
福祉用具の活用
| 用具 | 活用場面 |
|---|---|
| スライディングシート | ベッド内の位置調整・体位変換 |
| スライディングボード | 座位移乗(ベッド↔車いす) |
| 移乗用リフト(吊り上げ式) | 全介助・複数名対応必須者 |
| スタンディングリフト | 立位保持できる方の補助 |
| 介助ベルト | 軽介助での移乗補助 |
腰痛予防のための日常ケア
- 朝のストレッチ(腰・股関節)5分
- 勤務中の体幹トレーニング(プランク・ブリッジ)
- シューズは滑り止め・クッション性重視
- 夜勤明けは温浴で疲労回復
- 腰痛ベルトの正しい使い方を習得


