虐待防止・身体拘束廃止の取り組みは2024年度改定から全介護事業所に義務付けられました。委員会の設置・年2回以上の研修実施・担当者の配置が必須で、実地指導でも確認される重要事項です。このページでは月次チェックシートを無料配布しています。
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虐待防止・身体拘束廃止チェックシート【無料・印刷OK・登録不要】
虐待防止・身体拘束廃止チェックシート 令和 年 月
| 確認項目 | 結果 | 対応・備考 |
|---|---|---|
| 身体的虐待(殴る・つねる・無理な介助等)が疑われる事象はないか | □有 □無 | |
| 心理的虐待(暴言・無視・脅し等)が疑われる事象はないか | □有 □無 | |
| ネグレクト(必要なケアの放棄・放置)はないか | □有 □無 | |
| 経済的虐待(無断で金銭を使用・着服等)が疑われる事象はないか | □有 □無 | |
| 身体拘束(ミトン・抑制帯・ベッド柵全周等)を実施しているケースはないか | □有 □無 | |
| やむを得ず拘束する場合、3要件(切迫性・非代替性・一時性)を確認しているか | □有 □無 □該当なし | |
| 拘束を行う場合、利用者・家族へ説明し同意書を得ているか | □有 □無 □該当なし | |
| 虐待防止委員会を年2回以上開催しているか | □有 □未実施 | 直近: 年 月 日 |
| 虐待防止に関する職員研修を年2回以上実施しているか | □有 □未実施 | 直近: 年 月 日 |
| 利用者・家族が虐待を相談・通報できる窓口を周知しているか | □有 □無 | |
| 今月の特記事項・改善点 | ||
確認者: 管理者確認: 確認日: 年 月 日
虐待防止の義務化内容(2024年改定〜)
- 虐待防止委員会の設置と定期開催(年2回以上)
- 虐待防止のための指針(マニュアル)の整備
- 虐待防止に関する定期的な研修の実施(年2回以上)
- 虐待防止担当者(責任者)の設置
- 利用者・家族への周知(窓口の案内)
虐待の4種類と介護現場での例
身体的虐待(叩く・つねる・無理な体勢への強制)、心理的虐待(怒鳴る・無視する・侮辱的な言葉)、ネグレクト(食事・入浴・排泄介助を怠る)、経済的虐待(無断で預金を使用・着服)の4種類があります。発見者は速やかに市区町村に通報する義務があります(高齢者虐待防止法)。
身体拘束の3要件(やむを得ない場合のみ)
原則として身体拘束は禁止です。「①切迫性(生命・身体への危険が著しく切迫している)②非代替性(拘束以外の方法では危険を防げない)③一時性(拘束は一時的なものである)」の3要件をすべて満たす場合に限り、家族等の同意を得て実施できます。3要件を毎回確認し記録することが必須です。
虐待・拘束に関する困難事例は地域包括支援センターや市区町村の虐待防止担当窓口に相談してください。外部の客観的なアドバイスが解決の糸口になります。
📥 gyakutai-boshi-checklist-v2.docx(Word形式)をダウンロード
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形式だけの実施にならないための委員会連携
虐待防止・身体拘束廃止のチェックシートは、実地指導で「委員会の開催記録と照合」されます。チェックシートが毎月記入されていても、委員会議事録に「チェック結果の報告」が記載されていなければ「形式的な実施」とみなされます。このテンプレートは委員会への報告様式と連動できる形式にしているので、チェック後は必ず委員会で結果を共有し、議事録に「〇月分チェックシート確認済み」の一文を残してください。
ダウンロード後に、あわせて確認できます PR
スタッフが「気づかない虐待」を自己点検できる活用法
身体拘束の廃止が難しい現場のリアルとして、「他に方法がないからやむを得ず」という意識がチェックを形骸化させます。このチェックシートの活用効果を高めるには、「なぜその対応をとるのか」の理由を記録する欄を使い切ることが大切です。たとえば「センサーマット使用」を「転倒防止のため」で終わらせず、「本人のADL変化・夜間の歩行回数・代替手段の検討経緯」まで記録することで、ケア会議での見直し議論が具体化します。
このテンプレートの対応施設種別
本テンプレートは以下の介護事業所で使用できます:デイサービス・特養・有料老人ホーム・グループホーム・訪問介護
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 用紙サイズ | A4縦(297×210mm) |
| ファイル形式 | Microsoft Word(.docx) |
| 印刷設定 | 余白:上下15mm・左右15mm推奨 |
| 対応Office | Word 2016以降 / Microsoft 365 / Google ドキュメント(互換) |
| ライセンス | 商用利用可・改変可・無料(クレジット表示不要) |
記入例(月次チェック・デイサービス)
実際の記録場面を想定した記入例です。自施設の状況に合わせて内容を変更してご使用ください。
| 確認項目 | 結果 | 根拠・対応内容 |
|---|---|---|
| 身体拘束ゼロを維持している | ○ | 車椅子ベルト・ミトン等の使用なし。転倒防止は離床センサーで対応 |
| 緊急やむを得ない拘束の場合は3要件を満たした記録がある | 該当なし | 当月拘束なし |
| 虐待防止研修を実施している | ○ | 5月10日開催。全職員14名参加。議事録No.2026-05 |
| 苦情・ハラスメント事案を記録・報告している | ○ | 利用者家族からのクレーム1件(対応済み・苦情記録No.2026-003) |
よくある記載ミスと改善ポイント
実地指導・監査で指摘されやすい記載の誤りと改善方法をまとめました。テンプレート使用時の参考にしてください。
❌ NG:「該当なし」で全項目を終わらせる
✅ 改善:「拘束なし」でも代替手段(センサー・マット等)を具体的に記載
❌ NG:研修記録の参照先を書かない
✅ 改善:「研修を実施した」だけでなく「議事録番号○○参照」と参照先を記録
❌ NG:チェックシートを年1回のみ記入
✅ 改善:少なくとも月1回の定期確認が実地指導の標準的確認事項
よくある質問(FAQ)
年何回チェックすべき?
年2回以上の実施が推奨されています。職員研修と同時に実施すると効率的です。
匿名でも有効ですか?
正直な回答を得るために無記名が推奨されます。集計結果を委員会で議論し、改善策を立てる流れが効果的です。
外国人介護職員も対象ですか?
はい、全職員が対象です。やさしい日本語版や母語訳の併用も検討してください。


