高齢者の逆流性食道炎|胸やけ・のどの違和感の原因と食事ケア

介護技術・ケア方法

胸やけ、のどの違和感、食後の咳——高齢者のこうした不調は、胃の内容物が食道へ逆流する逆流性食道炎が原因のことがあります。食事や姿勢の工夫で、つらさをやわらげられます。

高齢者に起こりやすい理由

加齢で胃と食道の境目の筋肉がゆるみやすく、逆流が起こりやすくなります。前かがみの姿勢、食後すぐ横になる、脂っこい食事、一部の薬なども関係します。

気づきたい症状

  • 胸やけ・すっぱいものが上がってくる
  • のどの違和感・声がれ・咳(とくに食後や横になったとき)
  • 食欲低下・食事量の減少

高齢者では「胸やけ」と言葉にしにくく、食欲低下や咳として現れることもあります。

食事・姿勢のケア

  • 食後すぐに横にならず、30分〜1時間は上体を起こす
  • 一度にたくさん食べず、少量をこまめに
  • 脂っこいもの・甘いもの・刺激物を控えめに
  • 寝るときは上半身を少し高くする
  • 前かがみの姿勢や締めつける衣類を避ける

誤嚥性肺炎への注意・受診

逆流した胃の内容物が気管に入ると、誤嚥性肺炎の原因になることがあります。むせ・咳が続く、食事量が減る、体重が落ちるときは受診を。症状が続く場合は胃の検査や薬による治療が有効なこともあります。

まとめ

高齢者の逆流性食道炎は、胸やけだけでなく食後の咳や食欲低下として現れることがあります。食後の姿勢・少量頻回・刺激物を控えるケアでやわらぎます。誤嚥性肺炎に注意し、症状が続くときは受診しましょう。


この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護に関わる方の役に立つ情報を整理してお届けしています。症状の原因や対応は人により異なります。気になる症状は自己判断せず、医師・看護師など専門職にご相談ください。

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