糖尿病の薬やインスリンを使っている高齢者では、血糖が下がりすぎる「低血糖」が起こることがあります。放っておくと意識障害につながる危険があり、すばやい対応が必要です。
低血糖の主なサイン
- 冷や汗・ふるえ・動悸・強い空腹感
- 顔色が悪い・力が入らない
- ぼんやりする・受け答えがおかしい・意識がもうろうとする
高齢者では症状が出にくく、いきなり意識障害で気づくこともあります。
緊急時の対応
- 意識があり飲み込めるときは、ブドウ糖や砂糖・ジュースをとってもらう
- 15分ほどで改善しなければ再度とる/改善しなければ受診・救急
- 意識がない・飲み込めないときは、無理に飲ませず、すぐ救急要請
ブドウ糖を常備しておくと安心です。
無自覚低血糖の危険
高齢者や長く糖尿病がある人は、低血糖のサインが出ないまま重症化する「無自覚低血糖」が起こることがあります。血糖を下げすぎない、ゆるやかな管理が大切とされ、主治医と目標値を相談します。
予防のポイント
- 食事の時間・量を大きく乱さない
- 食欲がない・下痢や発熱のとき(シックデイ)は薬の扱いを事前に主治医と確認
- 運動量が多い日は補食を検討
まとめ
糖尿病のある高齢者の低血糖は、冷や汗・ふるえ・意識障害がサインです。意識があればブドウ糖、なければすぐ救急を。無自覚低血糖に注意し、食事リズムを保ち、目標血糖値を主治医と相談してゆるやかに管理しましょう。
この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護に関わる方の役に立つ情報を整理してお届けしています。症状の原因や対応は人により異なります。気になる症状は自己判断せず、医師・看護師など専門職にご相談ください。


