高齢者は発熱しても症状が出にくく、気づいたときには悪化していることがあります。「いつもと違う」に早く気づき、適切に対応することが大切です。この記事では、発熱時の観察と対応のポイントを整理します。
まず平熱との差を見る
高齢者は平熱が低めの方も多く、「37.5℃だから微熱」と決めつけず、その人の平熱との差で判断します。ふだんの体温を記録しておくことが大切です。
隠れた原因に注意
発熱の裏に、脱水・誤嚥性肺炎・尿路感染・便秘などが隠れていることがあります。食欲・水分・排泄・呼吸・意識の状態もあわせて観察します。
介護現場での対応
- こまめに水分を補給し、脱水を防ぐ
- 寒がるときは保温、暑がるときは薄着・室温調整
- わきや首を冷やして楽にする(本人が嫌がらない範囲で)
- 安静にし、様子を継続して観察・記録する
連絡・受診の目安
高熱が続く、水分がとれない、意識がもうろう、呼吸が苦しい、けいれんなどがあれば、すぐに看護師・医師へ連絡します。解熱剤の使用は自己判断せず指示に従いましょう。
まとめ
高齢者の発熱は、平熱との差で判断し、脱水や肺炎など隠れた原因に注意します。水分・保温・冷却・安静でケアしつつ、水分がとれない・意識の変化などがあれば早めに医療職へ連絡しましょう。
高齢者の症状別ケア(関連)
この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護に関わる方の役に立つ情報を整理してお届けしています。症状の原因や対応は人により異なります。気になる症状は自己判断せず、医師・看護師など専門職にご相談ください。


