高齢者のせん妄とは|原因・症状と介護の対応、認知症との違い

介護技術・ケア方法

入院や環境の変化をきっかけに、高齢者が急に混乱したり、つじつまの合わないことを言い出したりする——これは「せん妄」かもしれません。認知症と間違われやすいですが、原因も対応も違います。この記事では、せん妄の基本と対応を整理します。

せん妄とは

せん妄は、体調の変化や環境の影響で一時的に起こる意識・注意の障害です。急に始まり、時間帯で症状が変動し(夜に悪化しやすい)、原因が改善すると回復することが多いのが特徴です。

認知症との違い

  • せん妄:急に発症・症状が変動・一時的・原因の改善で回復
  • 認知症:ゆっくり進行・持続的・基本的に元には戻りにくい

認知症の方にせん妄が重なることもあります。

主な原因(きっかけ)

脱水・感染・発熱・便秘・痛み・薬の影響・入院や引っ越しなどの環境変化・睡眠不足など。複数が重なって起こりやすいです。

介護の対応

  • 原因(脱水・便秘・発熱など)に気づき、医療職に相談する
  • 否定せず、安心できる声かけをする
  • 昼夜のリズム・見当識(時計・カレンダー)を整える
  • なじみの物・静かな環境で落ち着いてもらう

急な変化は早めに看護師・医師へ報告しましょう。

まとめ

せん妄は、体調や環境をきっかけに急に起こる一時的な混乱で、認知症とは区別が必要です。原因に早く気づいて医療職と連携し、安心できる環境と関わりで落ち着いてもらうことが対応のポイントです。

高齢者の症状別ケア(関連)


この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護に関わる方の役に立つ情報を整理してお届けしています。症状の原因や対応は人により異なります。気になる症状は自己判断せず、医師・看護師など専門職にご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました