排泄介助は、利用者のプライバシーと尊厳に深く関わる介助です。技術だけでなく、声かけ・タイミング・環境づくりが重要です。
基本姿勢
- 「失敗」と捉えず「ケア」として接する
- 処理スピードより、表情・気持ちへの配慮を優先
- 必要以上に肌を露出させない
- においへの反応を顔に出さない
- 同性介助の希望を聞く
トイレ誘導のタイミング
- 食後30分〜1時間(胃結腸反射を活用)
- 起床直後・就寝前
- 本人がそわそわ・落ち着かない素振りを見せた時
- 過去の排泄パターンを記録し個別化
- 無理な定時誘導は避ける(尊厳・自尊心への配慮)
声かけの工夫
| シチュエーション | NG声かけ | OK声かけ |
|---|---|---|
| 誘導時 | 「おしっこ行きましょう」 | 「お手洗いに行きませんか」 |
| パッド確認 | 「漏れてますね」 | 「替えましょうね」 |
| 排便確認 | 「便、出ました?」 | 「お通じありましたか」 |
| 失禁時 | 「もう…」(嘆息) | 「大丈夫ですよ。すぐ替えますね」 |
拒否時の対応
- 無理強いしない
- 「30分後にもう一度お声かけしますね」と引き下がる
- 担当職員を変えてみる
- 拒否の背景を探る(恥ずかしさ・過去のトラウマ・体調不良)
- 家族から本人の習慣をヒアリング
プライバシー確保の環境づくり
- カーテン・パーテーションの活用
- トイレ前に「入室中」の表示
- 2人介助時は1人が見守り、1人が処理
- 会話の声量を抑える
- 処理後の手指消毒・換気を徹底


