介護・福祉サービスの種類一覧|在宅・通所・施設・住まい系をわかりやすく解説【2026年最新版】

介護知識・お役立ち記事

「デイサービスとデイケアって何が違うの?」「グループホームと有料老人ホームはどっちがいい?」「在宅で受けられるサービスにはどんな種類があるの?」

介護保険サービスは種類が多く、複雑でわかりにくいと感じる方がほとんどです。この記事では、介護・福祉サービスの全種類を「在宅系・通所系・短期入所系・施設系・住まい系」に分けてわかりやすく一覧で解説します。

介護保険サービスの全体像

介護保険サービスは大きく分けると以下の5つのカテゴリに整理できます。

カテゴリ主なサービスこんな方に
①在宅系訪問介護・訪問看護・訪問リハビリ自宅で介護を受けたい方
②通所系デイサービス・デイケア日中だけ施設を利用したい方
③短期入所系ショートステイ一時的に施設に泊まりたい方
④施設系特養・老健・介護医療院施設に入居して介護を受けたい方
⑤住まい系グループホーム・有料老人ホーム・サ高住介護対応の住まいを探している方

①在宅系サービス|自宅で介護を受ける

訪問介護(ホームヘルプ)

ホームヘルパーが自宅を訪問して、身体介護(入浴・排泄・食事)や生活援助(掃除・洗濯・調理)を行います。要支援〜要介護の方が対象で、最も利用者数が多いサービスのひとつです。

📌 こんな方に:できるだけ自宅で生活を続けたい方 / 日常生活の一部に手助けが必要な方

訪問看護

看護師や保健師が自宅を訪問し、医療処置(点滴・傷処置・注射)や健康観察、服薬管理などを行います。医師の指示書が必要です。

📌 こんな方に:医療的な処置が必要な方 / 退院後に自宅療養する方 / 終末期を自宅で過ごしたい方

訪問リハビリテーション

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が自宅を訪問し、機能回復・維持のためのリハビリを行います。

📌 こんな方に:退院後のリハビリを自宅で続けたい方 / 外出が困難だがリハビリを受けたい方

居宅療養管理指導

医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士などが自宅を訪問し、療養上の管理や指導を行います。

訪問入浴介護

浴槽を積んだ専用の車で自宅に来て、入浴サービスを提供します。自宅の浴室が使えない重度の要介護者に対応します。

②通所系サービス|施設に通って介護を受ける

通所介護(デイサービス)

日帰りで施設に通い、食事・入浴・リハビリ・レクリエーションなどのサービスを受けます。要支援〜要介護の方が対象です。

項目内容
利用時間6〜8時間(送迎つき)
主なサービス食事・入浴・機能訓練・レクリエーション
費用目安700〜1,200円/日(1割負担)
対象要支援1〜要介護5

📌 こんな方に:日中の孤独感を解消したい / 入浴が自宅では難しい / 介護者のレスパイト(休息)が必要

通所リハビリテーション(デイケア)

医療機関や老健施設に通い、専門スタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)によるリハビリを中心に受けます。

比較項目デイサービスデイケア
目的生活支援・社会参加機能回復・維持
主なサービス食事・入浴・レクリハビリ中心
スタッフ介護職員・機能訓練指導員医師・理学療法士等
運営主体介護事業所病院・老健

📌 こんな方に:退院後のリハビリを続けたい / 歩行・言語・嚥下機能を改善したい

小規模多機能型居宅介護

「通い」「泊まり」「訪問」の3つのサービスを同じ事業所で柔軟に組み合わせて利用できる複合型サービスです。

📌 こんな方に:状態が変わりやすい方 / 急な宿泊が必要になる方 / 顔なじみのスタッフにケアしてもらいたい方

③短期入所系サービス|一時的に施設に泊まる

短期入所生活介護(ショートステイ)

特養などの施設に短期間(数日〜最長30日)入所して、食事・入浴・排泄介助などのケアを受けるサービスです。

📌 こんな方に:介護者が病気・冠婚葬祭・旅行などで不在になる時 / 自宅介護の限界を感じた時の一時的な利用

短期入所療養介護

老健・介護医療院などに短期入所し、医療的なケアを受けながら過ごします。ショートステイより医療依存度が高い方向けです。

④施設系サービス|施設に入居する

特別養護老人ホーム(特養・介護老人福祉施設)

要介護3以上の方が入居できる公的施設です。費用が比較的安く、終身利用できます。ただし待機期間が数ヶ月〜数年と長いのが課題です。

項目内容
入居条件要介護3以上(特例あり)
月額費用8〜15万円(所得により減額あり)
特徴公的施設・終身利用・低コスト
デメリット待機期間が長い

介護老人保健施設(老健)

病院退院後、在宅復帰を目指すリハビリ中心の施設です。原則3〜6ヶ月の期限付き利用で、在宅復帰を目標とします。

📌 こんな方に:骨折・脳卒中後のリハビリ期 / 特養の入居待ちの間 / 在宅復帰を目指している方

介護医療院

2018年に創設された施設で、長期にわたる医療と介護を一体的に提供します。医療依存度が高く、長期療養が必要な方が対象です。

⑤住まい系サービス|介護対応の住まいで暮らす

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

認知症の高齢者が5〜9人の少人数で共同生活を送る施設です。家庭的な環境の中で、できる限り自分らしく生活することを支援します。

介護付き有料老人ホーム

介護スタッフが24時間常駐し、食事・排泄・入浴などの介護サービスが施設内で完結します。特定施設入居者生活介護の指定を受けています。

住宅型有料老人ホーム

施設内での生活サポートは受けつつ、介護サービスは外部の介護保険サービスを個別に契約して利用します。状態が軽い方〜重度の方まで幅広く対応しています。

比較介護付き有料老人ホーム住宅型有料老人ホーム
介護スタッフ施設に常駐外部から訪問
介護保険施設サービス費在宅サービス費
費用月20〜40万円以上月15〜30万円
重度介護への対応比較的高い施設による

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

バリアフリー構造で、安否確認・生活相談サービスが必須のついた賃貸住宅です。介護サービスは外部から個別に利用します。

📌 こんな方に:まだ元気だが将来の不安がある方 / 有料老人ホームよりプライベートを重視したい方

軽費老人ホーム(ケアハウス)

低所得の高齢者が比較的安い費用で入居できる施設です。自炊が難しくなった自立〜軽度の方向けです。

施設・サービス選びのフローチャート

どのサービスを選べばよいか迷ったら、以下の流れで考えてみてください。

🏠 自宅で生活を続けたい
 → 訪問介護・訪問看護・訪問リハビリ+デイサービス・ショートステイを組み合わせる

🏥 リハビリを集中的に受けたい
 → 老健(施設入所)またはデイケア(通所)

🏡 施設に入居したいが費用を抑えたい
 → 特養(ただし要介護3以上・待機あり)

🧠 認知症がある
 → グループホーム / 認知症対応型デイサービス

💒 自立〜軽度で将来の備えをしたい
 → サ高住・ケアハウス・住宅型有料老人ホーム

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まとめ|サービス選びのポイント

介護・福祉サービスは種類が多く複雑ですが、大切なのは「本人がどこで・どのように暮らしたいか」を出発点にすることです。

  • 在宅継続を希望→訪問系+通所系の組み合わせ
  • 介護者の負担軽減が必要→ショートステイを活用
  • 施設入居を検討→要介護度・予算・優先事項で絞り込む
  • ケアマネジャーへの相談が最初の一歩

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