訪問介護計画書はサービス提供責任者(サ責)が利用者ごとに作成する必須書類です。ケアプラン(居宅サービス計画書)の方針を具体化し、ヘルパーが実際にどう動くかを示します。書き方が曖昧だと運営指導で「不適切」と指摘されます。この記事では4区分の書き方と記入例を解説します。
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訪問介護計画書とは
居宅介護支援事業所のケアマネが作るケアプランと、訪問介護事業所のサ責が作る訪問介護計画書は別物です。前者が「サービス全体の方針」、後者が「訪問介護として何をどうやるか」の具体化です。両者の整合性が必須です。
計画書の必須項目
- 利用者基本情報:氏名・要介護度・住所・家族構成
- 目標:ケアプランの長期目標を踏襲し、訪問介護に関わる部分を具体化
- サービス内容:身体介護・生活援助の具体的内容、時間配分
- 援助方針:注意事項、家族との連携
- 緊急時対応:連絡先、対応手順
- 同意欄:本人・家族の署名
区分別の書き方
1. 目標
ケアプラン第2表の長期目標・短期目標を踏襲しつつ、訪問介護で関わる部分を具体化。「ADL向上」のような抽象表現はNGです。
記入例:「長期目標:自宅で安全に入浴できる。短期目標(3か月):身体介助つきシャワー浴を週2回継続実施し、皮膚トラブルなく入浴後の更衣まで完了できる」
2. サービス内容(身体介護パターン)
5W1Hで具体的に書きます。時間配分(◯分)まで明記してください。
記入例:「火・木 13:00-14:00 身体介護。①バイタル確認(5分)②脱衣介助(10分)③シャワー浴介助・洗髪洗体(25分)④更衣介助(10分)⑤居室移動・水分補給(10分)」
3. サービス内容(生活援助パターン)
掃除・洗濯・調理・買物のうち、本人ができないもの・する人がいないもののみ計画。同居家族がいる場合は加算上の制限あり。
記入例:「月水金 9:30-10:30 生活援助。①居室・トイレ・浴室清掃(30分)②洗濯(10分)③調理:昼食準備・夕食保温セット(20分)」
4. 援助方針
本人の特性・配慮事項・家族との連携を記載。「機嫌が悪い時は無理に進めず時間をずらす」「皮膚乾燥が強いので保湿剤を入浴後必ず塗布」など具体的に。
運営指導で確認されるポイント
- ケアプランとサービス内容が一致しているか
- 本人・家族の同意署名があるか
- 6か月ごとに見直しされているか
- サービス担当者会議の議事録と整合しているか
- 記録(サービス提供記録)と計画書内容が一致しているか
- 生活援助の場合、同居家族の状況が確認されているか
よくある不適切例
- ❌ 全利用者ほぼ同一内容(テンプレ流用)
- ❌ 目標が「自立支援」「現状維持」のような抽象表現のみ
- ❌ ケアプラン更新後の計画書見直し漏れ
- ❌ 緊急時連絡先が空欄
- ❌ サービス提供記録の内容と乖離
関連テンプレート
本サイトではケアプラン書き方記入例、訪問介護提供記録テンプレート、訪問介護サービス料金一覧を配布しています。
まとめ
訪問介護計画書は「ケアプランとの整合性」「具体性」「個別性」の3点が運営指導での合否を分けます。テンプレ流用ではなく、本人の生活に密着した内容で作成しましょう。サービス提供記録と必ず一致させることも忘れずに。


