認知症を理解するうえで大切なのが、「中核症状」と「BPSD(行動・心理症状)」の違いです。この2つを分けて考えると、対応のヒントが見えてきます。この記事では、認知症の症状を図解で整理します。

中核症状とは
中核症状は、脳の細胞が壊れることで直接起こる症状で、認知症があれば多くの人に現れます。記憶障害・見当識障害・理解や判断力の低下・実行機能障害などがあります。
BPSD(行動・心理症状)とは
BPSDは、中核症状を背景に、本人の不安や体調、環境、周囲の関わりなどが影響して現れる症状です。不安・抑うつ・興奮・徘徊・もの盗られ妄想などがあります。全員に必ず出るわけではなく、関わり方や環境で和らぐのが中核症状との大きな違いです。
対応のヒント
BPSDには必ず背景があります。「なぜそうするのか」を考え、本人が安心できる関わりを心がけることが、症状を和らげる近道です。くわしくは認知症の人への対応6つの基本もご覧ください。
まとめ
認知症の症状は「中核症状(脳の変化による)」と「BPSD(関わりや環境で変わる)」に分けて理解すると、対応が見えてきます。BPSDは和らげられるという視点が、認知症ケアの希望になります。
この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護・福祉の現場で働く方の役に立つ情報を整理してお届けしています。実際のケアは利用者の状態や勤務先の方針・専門職の指導に従ってください。


