令和8年(2026年)4月施行予定の介護報酬改定に向けて、社会保障審議会・介護給付費分科会で本格的な議論が始まっています。本記事は2026年5月時点の中間まとめです。
主要な論点
- 処遇改善加算の更なる引き上げ: 介護人材確保のため、現行Ⅰ(24.5%)から最大28.7%への引き上げ案が議論
- 科学的介護推進のさらなる強化: LIFEデータ提出の一部義務化方針
- 夜勤体制の見直し: センサー・見守り機器活用で夜勤者数の柔軟化
- BCP対応の評価加算化: BCP研修・訓練の取組度合いを加算で評価
- 口腔・栄養管理の強化: 口腔衛生管理加算と栄養マネジメント強化加算の評価アップ
- 認知症ケアの専門加算: 認知症加算の単位見直し
事業所別の影響予測
| 事業形態 | 主な影響 |
|---|---|
| 特養・地域密着型特養 | 処遇改善Ⅰ上昇+栄養マネジメント強化加算引き上げで収益増 |
| 老健 | 在宅復帰加算強化・科学的介護推進加算の見直し |
| 通所介護 | 個別機能訓練加算の細分化・送迎の見直し |
| 訪問介護 | 基本報酬引き上げ議論・特定事業所加算の要件緩和 |
| 居宅介護支援 | 逓減制の見直し・ICT活用評価加算の拡充 |
施設経営者が今から準備すべきこと
- 処遇改善加算の上限算定に向けた賃金原資の確保計画
- LIFE参加事業所への移行(未参加の場合)
- BCP研修・訓練記録の整備
- 口腔・栄養加算の体制見直し(管理栄養士配置含む)
- ICT・センサー機器の補助金活用検討
今後のスケジュール
- 2026年6月〜10月: 審議会の詳細議論
- 2026年11月〜12月: 答申まとめ
- 2027年1月: 改定内容の正式告示
- 2027年4月: 施行
※審議の進捗により内容は変動します。月次の介護ニュースカテゴリで継続フォローします。


