冬は「室内にいても体温が下がる」低体温症や、急な温度差で起こるヒートショックのリスクが高まる季節です。高齢者は寒さを感じにくく気づきにくいため、まわりの室温管理と観察が大切です。
高齢者が冬に注意したい理由
加齢で体温を保つ力・寒さを感じる力が弱くなり、暖房を控えめにしていると室内でも体温が下がることがあります。持病や薬の影響も重なり、低体温症は屋外だけの問題ではありません。
低体温症のサイン
- 体が冷たい・震え・動作や反応が鈍い
- ぼんやりする・眠そう・ろれつが回らない
- いつもより元気がない
震えが止まってぐったりしてきたら重症のサイン。すぐ保温し、様子がおかしければ受診・救急を。
室温管理と入浴の工夫(ヒートショック対策)
- 居室は暖かく保つ(目安18〜22℃)。足元の冷えにも配慮
- 脱衣所・浴室・トイレを暖めて、部屋との温度差を小さくする
- 入浴はぬるめ(41℃以下)・長湯を避け、いきなり熱い湯に入らない
- 飲酒後・食後すぐの入浴を避ける
急な温度差は血圧を大きく変動させ、ヒートショック(浴室での事故)の原因になります。
日ごろの観察
- 手足の冷え・顔色・元気のなさをこまめに確認
- 暖かい飲み物・重ね着・湯たんぽで保温
- 一人暮らしの方は、寒波の日はとくに声かけ・見守りを
まとめ
高齢者は室内でも低体温症になり、部屋の温度差でヒートショックも起こります。居室を暖かく保ち、脱衣所・浴室・トイレの温度差を減らし、入浴はぬるめに。震え・ぼんやりなどのサインに気づいたら保温し、重ければ受診しましょう。
この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護に関わる方の役に立つ情報を整理してお届けしています。症状の原因や対応は人により異なります。気になる症状は自己判断せず、医師・看護師など専門職にご相談ください。


