高齢多死社会で「看取りができる介護職」の需要は確実に増えています。一方、看取り経験を積める職場と積めない職場の差は大きく、キャリアの分かれ目になります。本記事では、看取りを強みにするキャリア戦略と、職場選びの具体的な軸を解説します。
記事内容に関連するご案内 PR
※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます。
なぜ「看取りに強い」が差別化になるのか
- 需要の拡大:施設での看取りは年々増加し、看取り介護加算を算定する施設も拡大傾向
- 担い手の不足:「看取りが怖い」「家族対応が不安」で消極的な職員が多く、リードできる人材が常に足りない
- 役割の明確さ:看取り委員会・職員研修・家族支援の中核は、施設にとって代わりの利かないポジション
看取りスキルの「見える化」3点セット
- 資格:終末期ケア専門士(一般社団法人日本終末期ケア協会認定)。学習を体系化したい場合は、一般社団法人日本終末期ケア協会が開催している 終末期ケア専門士 試験対策WEB講習会 を活用する方法もあります
- 実績の言語化:「看取り○件に関与」「看取りカンファの司会」「家族へのグリーフケア面談」を職務経歴書に書ける形で記録しておく
- 研修講師の経験:施設内の看取り研修で一度でも講師をすると、面接で語れる実績になる
看取り経験を積める職場の見分け方
求人票・面接で確認すべきポイント
- 看取り介護加算の算定有無:算定していれば体制(指針・研修・夜間看護連携)がある証拠
- 年間の看取り件数:面接で聞いてよい。「ほぼ病院搬送」の施設では経験が積めない
- 夜間の医療連携:オンコール体制・訪問看護やナースとの連携が機能しているか
- 職員のグリーフケア:看取り後のデスカンファや職員ケアの仕組みがあるか(職員を使い捨てない施設のサイン)
看取りに強い職場のタイプ
| 職場タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 看取り強化型の特養 | 件数が多く経験を積みやすい。委員会・研修体制も整いやすい |
| ホスピス型住宅・ナーシングホーム | 終末期ケアが事業の中心。専門性の評価が給与に反映されやすい |
| 訪問介護(在宅看取り) | 在宅死を支える経験は希少価値が高い。訪問看護との連携力が磨かれる |
転職時の伝え方
「看取りをやってきました」だけでは弱い。「何件・どの役割・何を改善したか」で語ります。
- 例:「看取り期の家族説明の同席を重ね、家族からの夜間問い合わせ対応のフローを整理した」
- 例:「看取り後のデスカンファレンスを提案し、職員の離職予防につなげた」
有資格者(介護福祉士等)で正社員としてのキャリアアップ転職を考える場合は、介護有資格者のキャリアアップ転職戦略 もあわせてご覧ください。
この記事を読んだ方への関連サービス PR
関連記事
※看取り介護加算の最新要件は厚生労働省の介護報酬告示をご確認ください。


