「トイレが近い」「夜に何度も起きる」「尿が出にくい」——高齢の男性に多いこれらの悩みは、前立腺肥大が原因のことがあります。夜間の頻尿は転倒にもつながるため、対応を知っておきましょう。
前立腺肥大とは
前立腺は男性だけにある臓器で、加齢とともに大きくなり、尿の通り道(尿道)を圧迫します。その結果、尿が出にくい・時間がかかる・回数が増える・残った感じがする、といった症状が出ます。
気づきたい症状
- トイレが近い(とくに夜間頻尿)
- 尿の勢いが弱い・出るまで時間がかかる
- 残尿感・尿がすっきり出ない
- 間に合わずもれてしまう
介護での対応
- 夜間頻尿は転倒に直結——足元灯・手すり・ポータブルトイレで安全な動線を
- 就寝前の水分やカフェイン・アルコールをとりすぎない(日中はしっかり水分を)
- あわてず間に合うよう、トイレを近く・分かりやすく
- 本人の自尊心に配慮し、責めない
受診・緊急の目安
症状が続くときは泌尿器科へ。薬で楽になることも多くあります。とくに尿がまったく出ない・下腹部が張って苦しい(尿閉)ときは緊急で受診が必要です。血尿・発熱を伴うときも早めに相談しましょう。
まとめ
前立腺肥大による頻尿・尿の出にくさは、高齢男性に多い悩みです。夜間頻尿は転倒につながるため、足元の安全と水分の取り方を工夫しましょう。薬で改善することも多く、尿が出ない・下腹部が苦しいときは緊急受診が必要です。
この記事は「ふくしの素材館(kaigo-sozai.com)」が、介護に関わる方の役に立つ情報を整理してお届けしています。症状の原因や対応は人により異なります。気になる症状は自己判断せず、医師・看護師など専門職にご相談ください。


